2018.11.14(水)~11.19(月) printf (); (プリントエフ)@ 4・5日目

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週末を迎えました会場です。
上の画像は結城泰介作品、クローズアップでご覧ください。

浮かしの額装は、紙が額の中に浮遊することで出る影や
紙の耳、そして紙の薄さ軽さも味わえます。
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日曜日には二階氏、米澤氏、小﨑氏が在廊されました。
作家から直に聞く制作にまつわるお話はどれも興味深いものばかりでした。

同じ時代に生きて、同じ世の中を見てすごす現代作家の作る作品は
美術館に展示されている作品とはまた違った寄り添い方をしてくれます。
版画作品は、ちょっぴり背伸びをしたり、もしくはしなくても手に入れることができます。

本物の作品が家にある暮らしは、オススメですよ。

さて、残すところあと1日です。
皆様のお越しを楽しみにお待ちしております。






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# by gallerynenohoshi | 2018-11-18 21:07 | 展示

2018.11.14(水)~11.19(月) printf (); (プリントエフ)@ 3日目

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3日目を迎えました。折り返しということで、会場内の作品たちを一挙にご紹介いたします。
それぞれに自分の世界と向き合う作家たちが、今年も集まりました。
これだけの力作を見渡せる空間は、なかなかに贅沢な機会だと思います。
週末のお出かけのご予定に、ぜひともお加えください。
ーーー

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こちらは池田俊彦氏の作品「赤いヴェルヴェット」(リトグラフ)よりクローズアップにて。
銅版画家としてご記憶の方も多いかと思いますが、今回はリトグラフでの出展です。
点の集積で描かれた銅版画作品とはまた一味異なり、こちらの作品では線が作品を形作る重要な要素となっています。
繊細な線に、銅版画かと見間違えるかたもいらっしゃいました。
シャープで密な雰囲気はどこか共通するものを感じます。

題名にもなっている、赤い色面の部分は本当にヴェルヴェットのようで、
インクなのに手触りが良さそうな、不思議な温かみとマット感があります。
これもなかなか画像ではお伝えできませんので、ぜひ会場にてご覧ください。
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こちらは結城泰介氏の作品で「明日をみつめる鹿」(銅版画)。
作品は紙が2層に合わさった形になっております。
"上に貼ってあるものは何の皮ですか?"といったご質問や、"鮫皮ですか?"なんていう
お声もちらりほらりいただきました。
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いえいえこちらも版画なんですよ〜。
そしてようく見てみると、この丸たちは、端に行くほど細くなっており・・
ただただ一心不乱に丸を描いただけではなく、しっかりとこの世界を満たす、という作家の意思を感じていただけると思います。
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こちらは吉永晴彦氏の作品。
(左)
「 Opaque reflection / T.O.18-0-04」
(右)
「 Apparatus / T.O.18-0-03 」
いずれもシルクスクリーン。
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今日は在廊されておりましたので、色々とお話をお伺いすることができました。
描かれているものは抽象的ですが、描かれている対象は独特な目線で捉えた具体的なものが発端でした。
写真でも、タブローでも制作することができないものを表現されているように感じます。

黄色い色面の作品は、元になったもの、そしてそれらが置かれていた状況などがあり
そういったものたちを自分の頭の中で取り出して、配置し、版を重ねて行かれているのでした。
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(左)小﨑慎介氏 作品 「 under the surface 」(板目木版)
(右)鈴木富美子氏 作品 「 うつつ、#3 」(石版リトグラフ)
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淡く色のついた和紙に描かれた人物は、余白に何も描かれてはいませんが、
様々な事柄を想起させます。
ご覧になった方が、気持ちよく深呼吸するのか、はたまた曇天と捉えるのか、日によって感じ方も変わる
柔軟な作品です。
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こちらも柔らかな雰囲気を湛えた和紙に、淡く色の重なり合った作品ですが、ところどころに入った彩度の高い色味が気持ちよく、
板目木版ならではの彫り跡も美しく、不思議な立体感を感じます。
シャープなラインも随所に施され、一見奥ゆかしい作品ですが、
言葉数少なで慎ましやか、という訳ではございません。

タイトルは翻訳しますと表面下。物事の表層の下なのか、水面の下なのか、・・
作家に聞いたらそのものズバリの答えはあるのかもしれません。
ですが、解釈は自分次第ということでいろいろな想像に思いを巡らせていただくのも
作品の楽しみの一つであると思うので、みなさまのご想像におまかせいたします。
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こちらは杢谷圭章氏の作品をクローズアップして撮影してみました。
作品の目の前に立つと、マットな色味の面でありますが、眩しい光を感じます。
常に眩しい光を感じるのではなく、揺らぐような強弱を感じるのは
重ねることの効果、目で見ることの効果、などを作家が自分の目で確認をしながら
一枚ずつ制作している版画だからこそなのでしょう。
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こちらは二階武宏氏の作品より「輝笛」のクローズアップです。
木口木版という、なかなか制作人口も少ない版種です。
そしてこの独特の世界観。
小さく、細かな描写に、ゆったりと壮大な世界が広がります。
そして版を彫り重ねて来た、作家自身が刻んだ時の厚みまでも感じます。
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会場で販売しているマグネットでは、お預かりした"やれ版"から、様々な箇所を仕立てました。
こうしたちいさな欠片にすることで、よりその緻密な世界を覗いていただけるのではと思います。
なんだか顕微鏡を覗いているような気分でした。
指でなぞりながら、その世界の緻密さを感じていただけると思います。
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こちらは米澤寛子氏の作品で「square_1」「square_2」(リトグラフ)です。
昨日の在廊中、会場から漏れ聞こえる作品解説などを聞きながら、なるほど・・と思うことしばしでした。
以前制作されていた壺や花瓶のような入れ物を描いていた時のように、ものを出し入れするように、
頭の中からなにかを出し入れするような、そんな事柄がモチーフになった、こちらの海のような作品や
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いろんな貼って剥がした跡がついた古い掲示板から着想を得たこちらの作品など、
生活をしながら常に巡らせている思考、そして見たもの、感じたものたちが作品になっていました。

元になるものはあれど、最初に描いたイメージをそのまま版にして重ねるのではなく、
進めながら柔軟に抜いたり足したり、はたまた色を変えてみたりと、
その頭の柔らかさや感覚の軽やかさが、見ていて楽しい作品となっている理由のようです。

そこへ版画という、作業工程を要する制約をひとつ噛ませることで
ただ気持ちの赴くままに線や色を乗せた、という無責任なものではなく、
作品としての品や意思を兼ね備えているのでしょう。
ーー

今回は8名の作家によるグループ展ではありますが、
版画という方法を選択し、制作を行う8名の作家が、自分の思うもの、見ているもの、表したいことを互いに遠慮することなく披露している
ちいさな個展のようなものでもあります。

個展では他作家の作品と見比べることはできませんが、
今回はぐるりご覧いただくことができますので、そんな楽しみ方をしていただけたら幸いです。








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# by gallerynenohoshi | 2018-11-16 19:21 | 展示

2018.11.14(水)~11.19(月) printf (); (プリントエフ)@ 2日目

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二階武宏作品「光魚」、本日ご売約いたしました!
昨日もご購入をお悩みの方がいらっしゃいましたがやはり皆様目を奪われますね。
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細やかな彫り、そしてモチーフの面白さ、どこを見ても楽しく、見るたびに新たな見所を発見できる作品です。
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今回は8名の作家による15点の作品が並んでおります。
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杢谷圭章作品(銅版画)
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米澤寛子作品(リトグラフ)
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今日は作家の米澤さんが在廊してくださりました。
折角なので、ご自身のバッチをつけていただきました!
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作家の皆様からお預かりした"やれ版"を、マグネットやバッチに加工したのですが、
米澤さんは今回出展中の作品をご提供くださりました。

欠片を持って、答え合わせのようにご覧いただくと、
展示中の作品と色が違うのがわかります。
こっちの色も綺麗だね〜なんて話に花が咲きました。
本当だったら作家しか知らなかった色ですね!
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こちらの欠片達は左上黄色い作品が鈴木富美子作品(石版リトグラフ)、時計回りに二階武宏作品(木口木版)、結城泰介作品(銅版画)、吉永晴彦作品(リトグラフ)、米澤寛子作品(リトグラフ)です。
作家によっては会場で展示中の作品とは違った版種のものもございます。

あすも12:00〜19:00の開廊です!どうぞよろしくお願いいたします。



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# by gallerynenohoshi | 2018-11-15 18:21 | 展示

2018.11.14(水)~11.19(月) printf (); (プリントエフ)@ 搬入 ~ 初日

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池田俊彦・小﨑慎介・鈴木富美子・二階武宏・杢谷圭章・結城泰介・吉永晴彦・米澤寛子

2018.11.14(水)~11.19(月)
12:00~19:00 最終日17:00まで

昨日、無事に搬入を終えて、版種も技法もモチーフも本当に様々な8名の作家によるグループ展、
スタートいたしました!

昨年のメンバーに引き続き、今回は木口木版画作家の二階武宏氏をお迎えしての開催です。

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それぞれの作家をご存知の方も、初めて見るという方も、どなたにもお楽しみいただけるボリューム満載の、
そしてかなり贅沢な展覧会です。
基本的に個展を中心として活動しており、それぞれ活躍の8名の作品が一堂に会する機会は大変貴重です。

来週月曜日までの開催です、ぜひご高覧下さい。

そして今回、ちょっとしたお楽しみをご用意いたしました。
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版画作品より製作したマグネット&缶バッチです。

版画作品を製作する工程で、ほんの少しのかすれやずれ、やぶれなど、作品として世にでることの
ないモノが生まれることがあります。
そんなモノたちを " やれ " と呼ぶことがあるのだそうです。

そんな"やれ"たちを、ちいさな作品としてお仕立て直しました。

小さな欠片だからこそ見えてくる細かな色の変化や描写、紙の手触り、インクの匂い。
版画の美しさをお手元でお楽しみいただければ幸いです。

マグネットはおうちの壁に画鋲を刺してピタッとくっつけると
お手軽に展示することができます。
会場では額縁に入れた状態もご用意してみました。

いずれも1点ずつ図柄の出方は異なります。
サンプルもありますので、ぜひお手に取ってみてくださいね〜。



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# by gallerynenohoshi | 2018-11-14 19:16 | 展示

2018.11.7(水)~11.12(月) イラストレーター いいあい 個展 Heroine ヒロイン @ 5・6日目

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存在感たっぷりのお米は日曜日を前に完売御礼!
なんともご利益のありそうなお米でした〜!

さて、日曜日も会場は作品を楽しみにお越し下さる方々で賑やかでした。
中には作品をご覧になって涙するような方も。
色々な方の心に寄り添ったり、元気付けたり、涙する方を受け止める包容力のある作品だったり
たくさんの魅力の詰まった絵が、ぎっしりと詰まった6日間でした。
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"あなたとわたし"
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色とりどりのお花は日ごとに増えて、ずらりっとこの通り。
とても華やかでした〜
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作家のイラストレーター・いいあいさんは、主に女性を描いていらっしゃるのですが、
今回の展覧会に描かれている龍たちはどれも頼り甲斐のありそうな、男っぷりのいい龍たちばかり。
絵の中の女性に自分を当てはめて、どっしりと構える龍に甘えてみると
日々の楽しいこと、辛いこと、なんでも"うんうん"と聞いてくれそうです。
龍のいいところは男性と違って愚痴を言わないところですね!なんちゃって。
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"みよこです"
こちらの作品はかわいいお嬢ちゃんのいるおうちの玄関へと旅立ちました!
あと10年もしたら、"おんなのこ"からこんな可愛らしい色気のある"女性"に変身しそうです。
可愛らしい色気と、女性ならではのこの丸みを帯びたボディライン、たまりませんね〜。

実際の作品をご覧いただくと、このボディラインを表す一本の線の強弱、丸み、その美しさに息を飲んでいただけたと思います。
感覚でいうと、書道に近いのでは、と思います。

いつもながら6日間という短い時間でしたが、お立寄り下さりました皆様、誠にありがとうございました。
今回は女性の方の来訪が多い展示でしたが、男性にもきっとお楽しみいただけると思います。

来年の初冬に、またの開催を予定しておりますのでその時には是非!お越しください。
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最後に、お花に囲まれたヒロインの姿をお届けいたします〜。








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# by gallerynenohoshi | 2018-11-12 23:46 | 展示